健康なお茶は土づくりから(健康な作物は害虫や病気に負けません)
農業生産法人 有限会社いりえ茶園 / 入江 様
▲左:元々の畑の土 / 右:茶畑の土
お茶づくりに農薬は一切不使用。しかし、入江さんの茶畑は病気・害虫に耐性を持ち、強い茶の樹が育つ。このからくりを探るため、ご本人を訪問しました。すると、おもむろに畑の土と少し離れた畔の土を掘り出し、見せて頂きました。取材時は2月下旬でしたが、茶畑の土はあたたかく、触るとふかふか。一体なぜなのでしょうか?
▲土壌に現れた放線菌
放線菌って聞いたことありますか?北里大学の大村先生がノーベル賞を取ったきっかけとなったあの菌です。私たちが病院で処方してもらう抗生物質は、この放線菌から発見されているものも多い。土壌に放線菌が多いと、茶の樹が強く育つのです。
ところで、うちの放線菌の主食は何だと思います?平田さんとこの菜種粕ですよ。色々な肥料を試してみたけど、平田産業の菜種粕は油分が多く、美味しいらしい。よく菌が生えますね、値段は高いけど。土づくりは放線菌を含む土壌微生物の種類やその割合が重要ですよ。
畑は自然のサイクルから外れる。
それを何とか再現し、周りの環境に馴染ませることが大事と語る入江氏。
第一回 世界緑茶協会にて2007年銀賞を受賞。EUの輸出基準にも対応しています。
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