土に暮らし自然に感謝して日々丁寧に
朝日そば ふじもり / 藤森 俊樹 様・幸恵 様
▲自然豊かな朝日村に位置し、特産品である高原野菜畑に囲まれた道を行き、昔ながらの日本家屋の外観をした「朝日そば ふじもり」に到着しました。真っ白な漆喰の壁と木の柱の色のコントラストがとても素敵です。
長野県は松本平の南の端、朝日村で自家製粉十割蕎麦を提供されている「朝日そば ふじもり」代表/藤森さんにお話を伺うことができました。
▲蕎麦粉・葛・豆乳から作った揚げ蕎麦豆腐 ねっとりとした食感と美味しいお出汁♪
○朝日村で「朝日そば ふじもり」をされて何年になるのでしょうか。
このお店を始めて10年が経ちました。元々東京でマクロビオティック関連の会社で働いていたことがあり、無農薬や持続可能な生活に目覚めたことがきっかけで地元長野県に戻ってきました。2年ほど松本市の「野麦」さんで修業した後、安曇野市の穂高温泉郷にて自分のお店をスタートしました。4年間続けたのちに、こちらの朝日村に移ってきました。
▲殻のついた蕎麦の実を石臼で挽き、十割でうったお蕎麦。もう見た目が美味しい。
○精進料理として提供されているということですが、ご自身も普段からお肉等は食べない生活をされているのでしょうか。
今はお肉も多少は食べておりますが、昔は全く食べない生活をしていた時もありましたし、5日間の断食(水とお茶だけ)をしたこともあります。痩せて健康になりますし、消化にエネルギーを使わないからか肌ツヤも良くなりました。
普段から化学調味料や精製糖(白砂糖)をなるべく使わないことを意識しております。料理に甘みを出したいときは味醂を使用して、それでも使う時は洗双糖を使うようにしております。
▲ごぼう・まいたけ・赤ピーマン・しいたけ・かぼちゃ・えのき・そして朝鮮人参!地元の旬の野菜の味は最高ですね。
○平田の油を使用されることになったきっかけは何でしょうか。
以前は東京のマクロビオティック関連の展示会で知った別の製油メーカーさんの油を使用しておりましたが、品質が安定しない時期があり、別の菜種油を探していました。平田さんの油は圧搾一番搾り且つ精製方法にこだわりを持つ安心安全な油ということを知り、連絡を取って使い始めたのがきっかけです。当初は菜種油3:ごま油7という割合で使用していましたが、どうしてもごま油を使用すると関東風の天ぷらになってしまうので、今では菜種油100%で天ぷらを揚げています。米油は特有の匂いを感じてしまうので使用していません。
▲懐かしく暖かみのある店内
○平田の油を使われた感想はいかがでしょうか。
さっぱりしてクセがない良い油だと思います。
▲これからの季節は暖炉で暖まりながらゆっくりと過ごしたいですね。
○今後の目標をお聞かせ下さい。
夫婦とも健康であり続けることです!
▲地元の無農薬野菜を軒下販売
自ら近隣の畑で作付けから収穫までされる蕎麦は無農薬で化学肥料も使われていません。お子様にも身近なジュース等から砂糖や化学調味料は取らせないようにと、健康への気遣いと自然な生き方を徹底されています。そんな藤森ご夫妻の温かい雰囲気に包まれた、とても居心地の良いお店でした。
【朝日そば ふじもり】
〒390-1101
長野県東筑摩郡朝日村西洗馬828-1
【TEL/FAX】0263-87-3981
【HP】朝日そば ふじもり 詳しくはこちら▶︎